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クソ男は女子のことを「ヤレるorNOT」で分類してるってホント?

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森田「しかも、さらにセコいなと思うのは、そうやって『男扱い』する時って、その女子にいわゆる『男』として勝てる確信があるからなんだよ。だから、例えば吉田沙保里を相手に『お前ってマジ男だよな?』と面と向かって言える男はいないと思う。男性性で勝てる相手だけ、あからさまに男扱いする」

清田「確かに、自分より年収が高い女子とかも、絶対に『男扱い』しないだろうね……」

佐藤「そういう『男扱い』だけでなく、特定の“キャラ”に相手を押し込めようとするのって、結局はその女子のことをどう扱っていいかわからないからなんだと思う」

清田「そうだよね」

森田「そうやって特定のレッテルを貼りつければ、相手との接し方が固定化されるから、コミュニケーションが楽になる」

佐藤「しかも、『そのラインを踏み越えてくるなよ』という牽制をすることにもなり、相手から恋愛対象として見られることを封じることもできる……」

清田「それ、極めて一方的だよね」

森田「女子からしたら、まず容姿という条件だけで勝手に品定めされることへの、苛立ちや気持ち悪さがあると思うんですよ。雛壇にあげられて、それをマジックミラー越しに一方的に見られてるような……。これは『ヤレる』に入ろうが『NOT』に入ろうが同じなんじゃないかな」

清田「そうだね。例えば男が、女子に『イケメンor NOT』や『年収1000万円以上or NOT』で分類され、そこから外れて『お前は男枠じゃないから!』みたいな扱いをされたとしたら、どう思うだろうか」

佐藤「絶対に『女ってマジ最悪!』とかって言い出すと思うわ……」

森田「それと同じようなことを自分たちもしてるんだという自覚を、男も持つべきだと思うなあ」

清田「これは女友達から聞いた話なんだけど、会社で『ヤレる男リスト』を作って同僚たちと盛り上がってたら、それを知った男性社員が一斉に『女って怖いわ~』と騒ぎ出したことがあるらしい(笑)」

佐藤「クソだな~って思うけど、それ、私もちょっとビビるかも」

森田「自分が常に品定めする側だと思ってるから、男たちはビビったんだろうね。でも、そういう体験をしておくことは己のクソさ加減を知るきっかけにもなり得るから有効だと思う」

佐藤「確かに。ただ、いきなりリストを見せられちゃうのは、赤ちゃんに生肉を食わせるくらい刺激が強すぎるので……まずは離乳食レベルから始めていただけたら幸いです(笑)」

 ■桃山商事/二軍男子で構成された恋バナ収集ユニット。失恋ホスト、恋のお悩み相談、恋愛コラムの執筆など、何でも手がける恋愛の総合商社。男女のすれ違いを考える恋バナポッドキャスト『二軍ラジオ』も更新中。コンセプトは“オトコ版 SEX AND THE CITY”。初の著書『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)が2月20日に発売。

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清田代表/桃山商事

恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。失恋ホスト、恋のお悩み相談、恋愛コラムの執筆などを通じ、恋愛とジェンダーの問題について考えている。著書に『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)や『大学1年生の歩き方』(左右社/トミヤマユキコさんとの共著)がある。

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