毎週水曜日の23時59分から日本テレビ系で放送されている『ナカイの窓』は、MCにSMAPの中居正広を配し、毎回さまざまなテーマに沿って集められたゲストたちがトークを繰り広げる中で、同時に彼らの心理分析まで行っちゃうというトークバラエティー番組である。
3月19日の放送分では通常の深夜帯放送時間よりもだいぶ早めの19時56分から始まり、「芸能人100人集結! 年収&恋愛&私生活 一斉調査3時間SP」と題した長時間の特別バージョンとなっていた。一斉調査ということで100人もの大所帯となるゲストたちには、事前に数字にまつわるいろいろなアンケートに答えてもらっていた。
今回番組に集結したメンバーは、役者・アイドル・モデル・文化人・ミュージシャン・アスリート・芸人という7枠のくくりに分けられていたので、スタジオではそれぞれのジャンルから導き出されたデータの平均値が発表されたのである。しょっぱなから下世話な感じで、いきなり「芸能人の平均年収」が明かされることになったのだが、そのアンケート結果には驚かされてしまった。
まずは、スタジオ中央の大型モニターに、「日本国民の平均年収332万円」という金額が表示された。それに対して、今回集結したゲストによるアンケート結果では「芸能人の平均年収2,247万円」という桁の違う驚きの金額が浮かび上がったのだった。これにはさすがに「え~っ!?」と、一気にどよめくスタジオ。しかし、アイドルや芸人枠などがざわついて驚きの声が上がりまくる中で、特に大して様子の変わらなかったのは文化人・アスリート・ミュージシャン枠の面々であった。あ~、やっぱ、そうですよね~……。後者のほうが稼いでるんでしょうね~。
ジャンル別に出されたアンケート結果を年収上位ランクから見てみると、文化人→6,022万円、アスリート→3,114万円、役者→2,639万円、ミュージシャン→1,917万円、モデル→1,589万円、芸人→1,491万円、アイドル→480万円となっていた。日本国民の平均年収よりは高いものの、このデータを見てしまうとどうにもアイドルが低収入であることが目立ってしまう。年齢的にもまだ若く、給料制であったりするためなのかもしれないが。
この人でそんなに!?
文化人枠で年収を釣り上げていたのは、年収が3億円にもなるという、ラーメンチェーン店「来来亭」の豆田敏典社長であった。こちらはちょっと破格過ぎるのであるが、その他にも同局の『行列のできる法律相談所』に出演中の大淵愛子弁護士は23歳時の1年目の年収が1,000万円で、現在はテレビ出演などもあるため、なだらかに年収が上がっていることを明かした。
また、フリーアナウンサーの富永美樹も20年前のフジテレビ局アナ時代1年目で、すでに年収1,000万円であったのだとか! なんでも、早朝や深夜番組を担当したり、土日も出勤することで手当てが多めに付けられていたそうだ。フジテレビを退社してフリーになった直後には需要があったのでバンッ! と収入が跳ね上がったらしい。富永アナいわく、フリーになったアナウンサーの中には10倍にも収入が増えた人がいるそうだ。
そんな中で、ギャル漫画家の浜田ブリトニーは、現在“なんでも屋”として企業マンガからイラスト作成までさまざまな仕事をこなしていろんな印税が入ってくるので、多い時は年収が4,000~5,000万円になることもあるそうだ。マジで~!? スタジオ中から驚きの声が上がるのも無理はない。中居くんも驚き過ぎて「やってらんないよね!」「ふざけんなよ~!」と怒りのテンションになっていた。
およそ高給取りには見えないあっけらかんとしたブリトニーは、「みんなもらってんでしょ~!」と笑いながら反論していた。彼女は他にも飲食店やスタジオの経営などマルチに活動しているので、あちこちから収入が入って来るそうだ。
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