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松嶋尚美の長男の超ロン毛からみる“常識的な子育て”の定義

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松嶋尚美オフィシャルブログより

 現在、二児の母として子育てに奮闘中の松嶋尚美(42)。そんな彼女の長男・珠丸(じゅまる)くんの髪型が、いまネット上で物議を醸している。

 事の発端は、彼女のブログの今月1日付けの投稿。現在の珠丸くんは背中の真ん中あたりまで届くロン毛なのだが、それについて松嶋は次のように綴っている。

「ジュマの髪の毛はどこまで伸ばす?って質問ですが…レッチリのアンソニーまで(笑)」「確かに女の子と間違えられます…しかし、あるとき5歳くらいの少女が、『この子は絶対男の子だよ。靴見たら分かるじゃん!』って。だから、靴だけは男の子仕様のものにこだわることにしました。正直、髪の毛はノープランなのです。プリスクールはプールはなさそうだから、乾かす必要ないし、、切りたいって言うまでor私の気が変われば切りますが…」(原文ママ)

 とりあえず息子のロン毛はしばらく継続させるつもりのようだ。本気かどうかは定かではないものの、息子を伝説的ロックバンド・Red Hot Chili Peppersのボーカリストであるアンソニー・キーディスのようなヘアスタイルにしたいというのは、ロック好きな彼女らしい発想だ。

 しかし、ネット住民たちはこれを早速猛バッシング。「これは長すぎる」「髪型に決まりはなくても常識ってもんがあるでしょ」「子供を人形だと思ってるの?」という反発が相次ぎ、また一方で「自分の子供にさせたいとは思わないけど本人が嫌がってないならいいんじゃない」「男の子だから髪を短くしなきゃいけないってことはないし何とも言えない」と擁護派も立ち上がるという賛否両論状態だ。断固否定派と、親やその子どもがよければアリという“よそはよそ、うちはうち”派の真っ二つに分かれた模様である。

 松嶋といえば、昨年誕生した長女に空詩(らら)という名前をつけた際に、「絶対読めない」「子供が将来苦労しそう」など批判的な反応があったが、今回の件にしろ個性的なセンスで知られる彼女の子育ては何かと注目を集めているようだ。

 近年、親が子供の意思に関係なく髪を染めたりピアスをさせる等の過剰なおしゃれを強いるケースがあるが、子供の皮膚はデリケートであり、これらが肌荒れやアレルギーの原因になる場合も存在する。こういった行為は一種の虐待だという声があり、確かに子供の体への影響を考慮すると控えた方が良いのだろう。しかし、松嶋はただ単に子供の髪を伸ばしているだけであり、健康状態に害を及ぼしている様子もない。「遊具で遊ぶ時に髪が引っ掛かりそう」という声もあるが、それは親である松嶋の責任のもとで対処すればいい話である。

 また、「男はこうあるべき、女はこうあるべき」という性役割の固定概念からの自由を目指す思想“ジェンダーフリー”が唱えられている昨今だが、今回の件に関して「女の子にしか見えないからいじめられる」という意見があったことは、これがまだまだ浸透していないという証ではないだろうか。女の子のようなロン毛がいじめの理由になることが世の中で当然と捉えられているのなら、これほど恐ろしいことはない。実際問題、子供たちの世界ではそういった事例があるのかもしれないが、それをいけないことだと諭すのが親の役目だろう。

 なんにせよ、周囲に迷惑をかけることもなく子供の心身に不都合がない限り、子育ては自由である。“周りの人と違うのは悪”とされることもある日本での子育てはなかなか難しいようだ。
(シュガー乙子)