元プロ野球選手、清原和博(46)のマネジメント会社は3月26日、マスコミ各社にファクスを送付。2億5000万円の損害賠償と謝罪広告の掲載などを求め「週刊文春」を発行する文藝春秋社を提訴する準備があることを明かした。問題となっている記事は「文春」の3月6日、3月26日発売号。薬物でボロボロになり緊急入院、巨人時代から薬物をやっていた、など、清原と薬物の関係が強いことを報じていた。
野球というフィールドで長年戦ってきた清原はこれから、舞台を裁判所に移し新たな戦いを始めることとなる。しかし、プロ野球選手を引退したのは2008年。すでに6年もの歳月が経っている。現在は野球解説者として第二の人生を歩んでいるにもかかわらず、いまだ世間からの注目を集める存在であることをまざまざと見せつけられた一連の出来事であった。
この清原の妻であり、問題となった「文春」記事中にも“刃物を持った清原に追いかけ回された”と親しい友人に相談していたとある、モデルの清原亜希(44)。公式ブログを覗いてみるも、更新が2月22日から止まっている(3月27日現在)。「Instgram始めました!」という記事も見られたので、チェックしてみたが、こちらも同じく1カ月ほど新しい写真が投稿されていないようだ。ブログはそれまで間隔が開いたとしても4~5日に1回は更新されているのを見ると、今回の清原の一連の騒動により亜希のほうへも注目が集まることとなったため、騒ぎがおさまるまで更新しないといったことなのかもしれない。
ところが、更新がストップする以前のブログ記事を遡ってみると、あることに気づく。全く夫についての言及がないのである。掘っても掘っても、撮影中のスナップとともに自身の仕事について触れているものや、野球にいそしむ息子を応援するものばかりなのだ。
更新ストップ前からすでに違和感はあった。筆者は昔、清原の妻と知らずに亜希のブログをウォッチしていたことがあり、あとで調べて2人が夫婦だと知って驚いた次第だ。それほどに夫の影がないブログも珍しい。結婚していても、公式ブログで家族について言及を避けるというポリシーを持っている有名人もいるだろうが、清原夫人の場合、息子についてはとことん写真でも文章でも取り上げていながら夫の話題が皆無であるのはやはり、夫については伏せていたいという強い気持ちか、そもそも接する機会が少ないなどといった物理的な理由があるか、どちらかだろう。
亜希のように夫の影が見えないブログは他にもある。ジャガー横田(52)も、公式ブログでは夫である医師の木下博勝(46)について全く言及をしていない。ところが二人の間に2006年に産まれた長男については言及どころではなく、ほとんどどの記事でも写真をアップしており、ただの子育てブログといった体である。木下は3月14日発売の「フライデー」(講談社)において、浮気相手と月額20万円で愛人契約を結んでいたことが報じられており、ジャガーのブログも先の亜希と同じように、その前日から更新がストップしている。木下本人はこの疑惑を否定しているが、「フライデー」は続報を掲載するなど追及の手をゆるめていないため、更新停止期間は長引きそうだ。
タレント・吉川ひなの(34)も同様に、夫の影が薄いブログを運営している。昨年10月、“夫婦があらためて愛を誓い合うセレモニー”とされるバウ・リニューアル婚をハワイで執り行ったことは既報の通りだが、ハワイウエディングのプロデュースを手がけることも同時に発表されており、宣伝臭のぷんぷん漂うブログ記事ではあった。この日だけは、夫の姿が写った写真もブログ記事に掲載されていたものの、その後はさっぱりである。
自身がプロデュースしているカラコンをつけた自撮りをアップしている記事では「こないだ彼にも褒められたよよよ」とも綴っており、文中に全く夫の影がないというわけではないが、ハワイでの娘との生活を綴っている記事が多く、いったいどういう生活スタイルなのかという疑問は消えない。それにしても、しばらくチェックしないうちに、ひなのブログは彼女のプロデュース商品のリンクバナーだらけになっていて、それにも驚かされた。カラコン、ウェディングもそうだが、子供服、インテリアなど、手広く始めている印象。実業家として舵を切り始めているようだ。不思議ちゃんで売り出していた過去や、前夫・IZAMとの結婚会見での不思議発言などを思い出すと、なかなか食指が動かない。
ひなのは前出の2名と異なり不倫疑惑こそないが、夫について昨年2月、関東連合関係者と近い関係だったことが報じられており、イメージダウンを避けるためあえてブログで影を薄くしている可能性も考えられるものの、子どもの存在は強くアピールしていながら、夫の存在だけ隠されるのはやはり不自然に思う。また、例えば瀬戸朝香や木村佳乃のよううにジャニーズの大物タレントと家庭を築いているような有名人であれば、夫についての言及を避けるのも理解できるのだが……。
一般人でも、リア充自慢ツールであるFacebookでやたらと家族自慢する輩は多い。しかし突然、その家族についての写真や言及がなされなくなるときは、何らかの問題が起きていたことが、後から本人に直接聞いてみると分かったりする。夫がブログから消えるのは家庭崩壊の前兆なのだろうか……。
■ブログウォッチャー京子/ 1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。