26日、中山美穂(44)と辻仁成(54)が離婚する方向へ進んでいることをスポニチが報じた。結婚後はパリに移住し、仕事をセーブして家庭を支えていた中山だが、周囲の人々からは「家にこもりきりの生活をしているので少しずつストレスが溜まっていたように見えた」との指摘があり、09年頃から夫婦間に溝ができ始めたらしい。
中山は今月24日に都内で行われたCM発表会に登場していたが、10歳になる長男がいるためすぐにパリに戻っている。対して辻は著書を原作に脚本・演出を務める舞台「海峡の光」の稽古で国内で過ごす日々。どちらかが日本で仕事をし、もう一方がパリで育児をするという生活は、2人のすれ違いを加速させるものになってしまったのだろうか。
2人は02年に電撃結婚。出会ったきっかけは、辻の著書『サヨナライツカ』(世界文化社)が映画化される際、ヒロイン役候補として名前が挙がっていた中山を見た彼が「主人公はこの人以外にない」と確信したことが大きく関係しているという。その後、雑誌の対談時に初対面の中山に対して辻が「やっと会えたね」と言ったエピソードは有名だ。
12年の結婚生活にピリオドを打つことになった2人について、ネット上では「意外と長く続いたんじゃない?」「最近ミポリンが出稼ぎに来てたのはそういうことだったのね」「変わったご主人だったし仕方ないのかな」等のコメントがあり、中には「離婚して今さら芸能界に戻ってきても需要ない」という厳しい声も。
中山といえば、近年Twitterで原発や放射能についての政治的発言を連発していることでも話題になった。東日本大震災後の11年に原発事故収束宣言があった際には「昨日はあまりの滅茶苦茶宣言に 疑問 怒り 失笑 落胆 再び怒り のループで笑顔を忘れていた。気を取り直すなんて簡単にはできない」と感情を露にしていたこともある。当初は匿名でツイートしていた彼女だったが、自分の写真をアップする等して中山本人だということが明らかになった後、Twitter上でファンに対して「馬鹿」と暴言を吐き批判の対象になったことも。
一方で辻は、09年頃からロックバンド「ZAMZA」として活動し始めたことをきっかけに「時代は中性」とのポリシーを掲げ、ロングヘアの上目遣いで自撮りをしまくるというアラフィフ男性としては変わった嗜好を持つようになった。双方ともにこういった背景があり、どちらも「痛い夫婦」と批判される始末である。
このようにお互い自己表現力が強い2人が、ただでさえ時間と距離のギャップが生じる日本とパリでの夫婦生活を続けていくのは難しかったのかもしれない。なお、今回の離婚で辻はなんとバツ3になる。このことから、単に辻が結婚に向かない人間であったのではという見方もできるが……。
離婚を機に、芸能界活動に本腰を入れるのではと囁かれている中山だが、一昨年の主演映画『新しい靴を買わなくちゃ』や昨年出演したドラマ『幸せになる3つの買い物』(フジテレビ系)での露出の際には「顔がデカ過ぎる」「老けたね」と劣化が叫ばれていた。また、さして演技力が高いわけでもなく、今の若者にとっては「誰それ?」状態でもあり旬の人に躍り出る要素もない。かつての人気アイドルももう44歳。パリでの生活経験を活かしてセレブスタイルを継続するのか、それともシングルマザーとしてのママタレ路線か。今後の彼女の動向に注目したい。
(ルイコスタ松岡)