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日本のファンなめんな!! 実力派K-POPアイドルの手抜きライブに物申す

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プロなんだから手抜きはダメ、絶対! BLOCK.B公式HPより

 韓流の裏も表も知っているスペシャリスト3人がリレー形式で、とっておきの極秘ネタから、先取りしたい注目スターまでをこっそり教えます。

 今回は怒ってます! なぜ高いチケット代を払って、こんなライブを見なけりゃならないのか……。まじで「金返せ」って思いました。3月21日に舞浜アンフィシアターで見たBlock.B(ブロックビー)の「SPRING SPECIAL LIVE VERY VERY GOOD !!」はちっとも「ベリーグッド」なんかじゃありませんでしたよ。

 Block.Bは2011年にデビューしたヒップホップ系7人組アイドルグループで、やんちゃなパフォーマンスと言動でまたたくまに人気を集め、“悪童ドル”なんて呼ばれていました。ただ、悪童だけに問題も多く、これまでいろいろ紆余曲折がありました。たとえば、

●2012年、訪れていたタイで大洪水について軽率な発言をして大バッシングを受け、リーダーのZICO(=ジコ、トップ画の金髪おだんごヘア)が頭をまるめて謝罪し、その後8カ月間、活動を自粛しました。

●活動自粛が晴れて活動を再開したのも束の間、2013年1月には彼らの育ての親である所属事務所を相手取り、収益金をきちんと精算してもらっていないことなどを理由に、専属契約の解除を求める訴訟を起こしました。その訴訟のさなかに“渦中の人”である所属事務所代表が自殺したり、裁判は泥沼化しそうでしたが、新しい所属事務所と前所属事務所との間で合意に至り、10月にめでたくK-POP界に復帰することができました。

  そんなこんなありながらも新曲「Very Good」が音楽番組で1位をとり、好調な再スタートを切った彼らは、日本でも昨年から今年にかけて名古屋、大宮、東京で矢継ぎ早にライブを行い、そして迎えたこの3月。個人的にはBlock.Bの楽曲もパフォーマンスも大好きなので、久しぶりのライブに期待して、会場に向かいました。公演は昼夜の2部構成で、昼の部は「ファンミーティング」、夜の部は「コンサート」となっていて、私が出かけた夜の部の「コンサート」のほう。2000席を超える客席は満員で、Block.Bのカムバックを待ちわびていたファンの熱気に満ちていました。

 しかしまあ、中味はひどかったですね。舞浜アンフィシアターのステージは半円形になっていて、その半円を囲むように客席が配置され、間近でステージが見られるのですが、コンサート冒頭から数曲歌っても、メンバーたちはその半円形のステージの前のほうに行く気配を見せません。ずっとその半円の後ろの“長方形”のところでしかパフォーマンスをせず、前のめりに歓声を送ろうとしていたファンたちも「ポカン?」です。

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 彼らの曲調からしても、ここは前にガッといって、のっけから盛り上げるところでしょう。チマチマと後方でパフォーマンスする7人を客席で見ていた私も「え、なんでなんで?」と思いましたが、あとから考えると、そのステージの長方形と半円形のつなぎ目部分にいくつもモニターが設置されていて、そのモニターに歌詞などが表示されているため、メンバーはそれより前には動けなかったのではないか、と。……あくまで推測ですが。

 ただ、それもおかしな話なんですよね。7人でパート分けしてるので、ひとりの歌詞の持ち分はそんなに多くないはず。口パクの楽曲もあったので、さらに負担は少ないんだから、それくらい歌詞覚えろよ! って。それに、このコンサートで歌われたのは10曲たらず。「コンサート」と銘打って、チケット代8800円もぶんどっておいて、10曲ではあまりにも少ないでしょう。これも大不満ポイントのひとつ。ほかのK-POPアイドルのコンサートでは20曲前後、場合によってはそれ以上ガッツリ歌ってますから~!

ライブは早々に終了して…

 さらにこちらを唖然とさせたのが、数曲しか歌ってないのに、ステージ上での「ゲームコーナー」に突入したこと。……は? えっと、すみません、今日は「コンサート」って聞いて来たんですけど。歌のパフォーマンスではまったく使われていなかった半円形のステージに穴が開き、そこからものものしくせり上がってきたのが、ピコピコハンマーとヘルメット。がくーーん。

 メンバーのトーナメント戦によるジャンケン大会で、勝ったメンバーが客席のファンを抽選してプレゼントをあげるという主旨なんですが、ファンクラブ限定のファンミーティングならいざ知らず、なんでこんなものをコンサートで見なきゃいけないんでしょうか? 勘弁してください。こちらは純粋にパフォーマンス目当てで来てるんです。まったく興冷めしました。

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