恋愛・セックス

いますぐ使えるエロの新用語がたくさんつまった「セックスペディア」in messy!!

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SEXPEDIA

 セックス、マスターベーション、3P、AV、エロメン……そんなエロ単語が毎日のように繰り出される、ここmessy。もちろん読者のみなさまもエロいことに興味津々だと思いますが、一口にエロと言いましても、ジャンルが違えば言語が通じにくくなるものです。スーパービッチの使う言語と、サブカル系ビッチが使う言語と、腐女子のみなさんが使う言語とは、完全に別物。ときに、全く通じないこともあります。

 現代の女子エロ・ワールドはこうして多様化&細分化する一方ですが、それぞれのジャンルで使われている用語をわかりやすく解説した本『セックスペディアー平成女子性欲事典ー』が発売されました。

 「女女官」「一徹」「iroha」「妊娠テロ」など59ワードを収録。今を生きる女子がどんなエロに興味があって、どんなふうにそれを実現しているのかが網羅されています。なかにはエロい漫画や動画サイト、おとなのオモチャのカタログまであって、実用的!

 でも、女子エロ・ワールドでは、常に新しい言葉が生まれては消え、消えてはまた生まれています。そこで、そんなトレンドに敏感で、ときには自分で言葉を生み出すmessy執筆陣が、「最近、気になるエロ用語」「私の周りのエロ新語」を紹介。なんとmessy公式キャラのしQちゃんも参戦! さっそく次の女子会で使うべく、脳内メモに書き込んで!!

jamる

(教えてくれた人:下戸山うさ子さん=messy編集長)

 女友達と集まる時、自然と「最近ヤッた男の話」になることはよくありますよね。でも困るのは、そのミーティング会場が個室でない居酒屋やカフェだった場合。

「で、これが本当に正真正銘“みこすり半”で超びっくりして!!」
「実際それ何分?」
「いや何秒ってレベルで……」

 なんていうゲーセワかつ自分本位な猥談、周りのお客や店員さんにも筒抜けです。恥ずかしいとかはしたないとかじゃなく、迷惑です。「ビッチなあたし、ドヤ」じゃないです。聞かされたほうは不愉快な気持ちになっているかもしれませんよ。

 そこで、今日から使える女子会での猥談披露テクをご紹介しましょう。セックスや恋愛をバンド関係のあれこれに見せかけてトークし、ただの下ネタを音楽系女子の会話に見せかけるのです。

 まず、「とりあえず一回ヤる」→「jamる」に変換します。

 「Jamる」とは、ジャムセッションのことで、ミュージシャン同士がスタジオなどで適当に音合わせをする様子をイメージしてください。リズムやコード進行などを大雑把に伝え、「じゃあこんな感じでやってみようか」と誰かが言えば、ドラマーがスティックをカンカン鳴らして「ドゥゥンッ」「じゃらじゃーん」と即興演奏が始まります。それぞれが好きに演奏し、互いのテクニックや相性を確認します。「なかなかいいじゃん」となれば、「またスタジオ入ろうぜ」あるいは「バンド組もうぜ」となるかもしれません。

 こうするとほかの語も自然に音楽用語に置き換えられるわけです。

●セフレ → サポートメンバー
●彼氏 → バンドメンバー

 さて、ではA子さんとB恵さんのある日のカフェでの会話を見てみましょう。

A子「あ~めっちゃ二日酔いだわ」
B恵「昨日も飲み会だったんでしょ。どーだった?」
A子「テキーライッキしすぎた。でもいい感じの人が1人だけいたから二次会行かずにスタジオでJamったよ☆ サポートとしてはよさげかも~」
B恵「また? そんなんなら、いい加減バンド解散しなよ」
A子「でも方向性は合ってるから解散するほどじゃないもん」
B恵「そんなこと言ってるうちに、いい人みんないなくなるんだよ」
A子「……今日こそは!!」

 と、こんな感じでこの後二人は新規メンバーを探しに合コンへ繰り出したのでした。音楽系女子を気取りたいビッチは試しに使ってみてくださいね。

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三浦ゆえ

フリー編集&ライター。富山県出身。複数の出版社に勤務し、2009年にフリーに転身。女性の性と生をテーマに取材、執筆活動を行うほか、『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』シリーズをはじめ、『失職女子。~私がリストラされてから、生活保護を受給するまで~』『私、いつまで産めますか?~卵子のプロと考えるウミドキと凍結保存~』(WAVE出版)などの編集協力を担当。著書に『セックスペディアー平成女子性欲事典ー』(文藝春秋)がある。

twitter:@MiuraYue