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現代の女子エロ・ワールドにあふれる新語・造語の数々。それらを一挙に知ることのできる便利な本『セックスペディアー平成女子性欲事典ー』。オクテ女子は性にまつわるごく基本的なことを知るための、ビッチ系女子にはさらにその道を極めるための教科書となる1冊です。
エロにまつわる新語・造語なら、messyも詳しいでっせ! ということで、「セックスペディア」in messyの第2弾。第1弾では、しQちゃんを筆頭とする執筆陣にそれぞれのセックスペディア用語を教えてもらいましたが、まだまだ続きます。記事のラストにはプレゼント情報もあるので、お見逃しなく。
やらかす、散らかす
(教えてくれた人:アスモデウス蜜柑さん 短期連載「愛人の掟」ほか)
男にヤリ捨てされたり酔わされて食われたりする女子ではなく、自ら食われにいく女子が使う言葉。この場合、彼氏やセフレ相手などではなく見ず知らずの相手か、新規開拓の男性とのことに限定する。ジャニーズグループなどの追っかけをする女子のうち、トラブルを起こしがちな困ったファンのことも「やらかし」と言った呼ばれ方をするようだが、セックスペディア的にはこれは一切含まない。
「昨日もBARで知り合った人とやらかしちゃった~」
「狙ってたイケメンと今夜はやらかしてくる」
「今日もいい男見つけて散らかそう!」
というような使い方をするが、
「酔った勢いでセフレとヤッた後に、あの人ともあの人ともやり散らかした」
などの合わせ技もある。1日に複数の男性とセックスをするビッチは「やり散らかす」という言い方なわけである。まさに男を食い散らかしているわけであるからそのままの意味だ。
しかしながら「男を食った」と自慢するかのように豪語する肉食系ビッチ女子よりは、少し反省の意図も伝えながらも「やられた」と男性を非難するわけではないビッチ寄りに近い感覚であるため、同性から見ても嫌悪感が少ないらしい。
また、普通の人が「やらかした、散らかした」などと聞いても何のことかわからないので、カフェや居酒屋などの公然の場でも女子トークで声が多少大きくなっても話しやすいのは、既出の「jamる」に似ている。
やらかす、散らかす女子たちのスタンスはあくまでも「持って帰られた」ではなく「お持ち帰りした」、「ヤリ逃げされた」ではなく「ヤリ逃げした」ということである。「やらかしちゃった男から何度も連絡くるけど、実際もう興味なくて要らないんだよね」というような男脳の女子に多い。
余談だが私の友人の「スーパービッチの神様」と呼んでも過言ではない平成女子は、1日に3人の男をハシゴしたりする。彼女の場合は男性同士が友達関係にあっても関係なく相当散らかしまくっているので、「やり散らかし女」と陰で噂になっている。
私の友人を比較してみると、意外にも(?)やり散らかし女には女子アナ風の清楚な服装、地味な見た目、穏やかな話し方をする清楚な女子が多い。やり散らかしてそうな女子ほど、実はそうでもない時代なのかもしれないと周りを見て実感する。
グラドル自画撮り部
(教えてくれた人:カエターノ・武野・コインブラさん 「恋愛コンサル男子」連載中)
コンピューターとインターネットの爆発的普及は、エロへのアクセスを極めて容易にした。とくに違法な動画アップロード・サイトやファイル交換ソフトは「エロは無料が当然」というアンチモラルの要因だ。コンピューターとインターネットはエロを殺すのか……? しかし、一方でこれらの技術がエロのニュー・ウェーヴを生み出している。露出度の高いコスプレ画像を次々にインターネット上に公開して人気を呼び、本家『セックスペディアー平成女子性欲事典ー』でも紹介されている「うしじまいい肉」がその代表格だ。
撮影から衣装の準備、画像が保存されたROM写真集の作成、販売……など何から何まで自らの手で制作するうしじまは、メジャーでもインディーズでもなく、個人が新たなエロスの提供者となる時代のパイオニアだ。その影響力はコスプレイヤーのみならず、グラビアアイドルまで波及し、「#グラドル自画撮り部」を生み出した。
これは文字通り、グラビアアイドルがTwitterで自画撮り画像を「#グラドル自画撮り部」というハッシュタグ付きでアップし続ける活動だ。「部長」の倉持由香、「副部長」の吉田早希、「書記」の塚本舞を中心に、現在300人以上のグラビアアイドルがこの「部活動」に参加し、話題を呼んでいる。