6日に東京・秋葉原のソフマップにて最新イメージDVD『あんなお姉ちゃん』の発売記念イベントを行ったグラビアアイドルの今野杏南(24)。昨年、“ドロリッチガールズ2期生”としてグリコ乳業「Dororich(ドロリッチ)」のCMに出演し、そのセクシーさで注目を集めた彼女だが、本作では視聴者を弟に見立て、タイトル通り“お姉ちゃん”になりきっているという。また、実際に年の離れた弟がいるという彼女は「(弟は)今度小4になるんですけど、今も抱っこしたりキスしたりしています。お風呂も一緒に入るので、これ(DVD)と同じですね」と姉弟仲のよさを明かし、報道陣を驚かせていた。
一回り以上年の離れた弟を溺愛し、今でも裸の付き合いをしているという今野に、ネットでは批判的な声が続出。「小4ならそろそろ別々に入浴すべき」「そんな発言して弟がいじめられないか心配」「ある意味虐待に思える」とのコメントがあり、一般的に成人した姉が小4の弟と一緒にお風呂に入ることはNGとする人が多いようだ。
小4くらいの年齢というのは、男女ともに第二次性徴が現れ始める時期であり、個人差はあれど徐々に体つきが変わってくる場合も多い。そこから20歳前後までは、心身ともに大人に変化していく思春期と呼ばれる時期であり、この時期の異性の家族との関係が男子の射精年齢に大きく関わっているという可能性を示唆する人もいる。
最新号の「AERA」(朝日新聞出版)に、このことについて述べている記事がある。それによると、近年では男子が初めて射精を経験する年齢が遅くなっている傾向があり、その原因のひとつとして小学校高学年から中学生の男子が母親と入浴している家庭が少なくないことが挙げられている。そのことで、息子は母親に包み込まれて去勢化されていくのだという。
確かに、思春期にひとりでお風呂に入ることで自分の体の変化に気づくパターンは多く、そこから自身の性への目覚めを認識することにもつながる。やや飛躍的な仮定になるが、自分の性と向き合う機会を奪われることが当たり前となれば、成人後もキスやセックスを経験したことがないという人々が増加し、最終的には日本の婚姻率・出生率がさらに低下することも考えられる。性体験を早く済ませておけというわけではないが、そういった概念が薄いままいきなり「大人」にさせられ、「さあ子供を作ってください、恋人はいますか、セックスしてますか」と問いかけられる今の日本社会には疑問を感じる。
今野に限らず、「家にいる時はみんな裸」、「いくつになってもお父さんとお風呂OK」というネタを話すタレントは少なくない。もちろん、それぞれ家庭の在り方があるため、それ自体を否定する気はない。しかし家族であっても、裸の姿はごくプライベートなものとして線引きをするタイミングが必要なのではないだろうか。今野もいま一度、家族間のコミュニケーションについて考えるべきかもしれない。まあ、グラドルによくある、会見時のリップサービスに過ぎない可能性もあるのだが……。
(ルイコスタ松岡)