キラキラしたアイドルだったジェジュンのイメージが崩壊し、ファンに大きな衝撃を与えた事件でした。犯罪まがいのトンデモない行動をとるサセンペンを糾弾するジェジュン同情派と、いくらファンがひどいからといえやりすぎだという反対派に分かれ、熱い舌戦が繰り広げられましたが、あの言葉づかいと口汚さはまさに「チンピラ」と称するにふさわしいものでした。
私が音声を聞いた印象は「この人、ノンストップでよくしゃべんなー」でした。慣れた口調でつらつらと罵り言葉が次から次へと出てくるもんだわーって。不謹慎ですが、人間味のある発言がちょいちょい飛び出すので、途中で吹き出してしまったほどです。ひとりツッコミ的なノリもありましたし。大物のヤクザになりきれない格下のチンピラの道化っぽさとでも言えばよいでしょうか。
身体のあちこちに入れたタトゥーをこのドラマでは隠す必要もありませんし、もともとヤンキー感のあるタイプなので、思う存分、役柄に没頭すれば、ひょっとして当たり役になるかもしれませんね。ドラマの序盤にはジェジュンがパンツ一丁で町を逃げまわる、ファン垂涎のシーンもありそうですよ。
そういえば、映画『コードネーム:ジャッカル』でも自分をパロディ化したようなトップスターの歌手を演じていました。
ジェジュンは自己イメージに挑戦することをあまり怖れない人なのかもしれません。「実際のジェジュンもこうじゃないの?」と思われるのが怖くて、私が所属事務所のマネージャーなら出演オファーを断るでしょう。そのチャレンジ精神溢れた選択眼と、自分を自分で笑えるユーモア感覚、個人的には非常に買っているので、ぜひこのドラマで実を結び、有終の美を飾れますように。
画像の詳細/上)ジェジュン本人instagramのアイコンが黄色のリボンに。「ひとつの小さな行動が大きな奇跡に」というメッセージ付き。中)パンイチで走る走る! ドラマ「トライアングル」ハイライトシーン。下)『コードネーム・ジャッカル』スペシャルエディション Blu-ray BOX
今週の当番=風田チヌ
記者たちに囲まれてのインタビューのさなか、ジェジュンがホテルのボーイが運んできたコーヒーに、グラスの水をちょろっと入れて飲んでいたのを目撃。猫舌なのか? 親近感を覚えた一瞬。
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