果たして“ギョ攻撃”は徹子様に届くのか!?
そして、今回はこのダイオウイカを特別に番組側が料理をしてくれるということで、2人で食べてみることに。ダイオウイカにとって体内に存在するアンモニアは、その大きな体を沈ませないようにするための浮力調整として必要不可欠な成分らしい。それが臭くてしょっぱくてマズい要因になっているわけである。人間が食べるには厳し過ぎるそのアンモニアを完全に取り除くために、番組スタッフが知恵を絞ってかなり奮闘しながらお料理してくれたそうだ。
『徹子の部屋』特製のダイオウイカ料理を目にして「ギョギョギョ~!」とテンションMAXになるさかなクン。まずは、「ダイオウイカのバターソテー」を試食してみたところ、「ギョギョうまだ~! すっギョく美味しい!」と、飛び上がって美味しさを表現。
「ソテーだけに想定外(の美味しいさ)!」
と、渾身のダジャレを放つも、徹子さんはそれほど美味しくなかったようで苦笑いしながら「塩っ辛いね……」と一蹴し、さかなクンの“美味しさハイテンション”を雪の女王ばりに瞬時で凍りつかせていた。
続いて2品目の「ダイオウイカの甘酢あんかけ」にトライしてみることになり、さかなクンが「いかがでしょうか? イカだけに」とやはりダジャレで攻めるも、食べることに夢中になり始めた徹子さんはそれをスルー。
「あ! すごく美味しい!」
と、甘酢バージョンを絶賛! さかなクンは自分のダジャレが全く反応されなくっても、徹子さんがダイオウイカ料理を「美味しい」と言ってくれたので「う~わ~! 徹子さま~!」と有頂天になるのであった。「徹子さま、お目々がキラキラ輝いてらっしゃいます!」と感激していた。
番組スタッフが苦労して作った甲斐もあって、美味しくダイオウイカを食せたことが嬉しかったさかなクンはその後もダジャレを飛ばすが、徹子さんはダイオウイカ料理を味わうことに夢中でことごとくスルーしたのであった。
ダイオウイカは料理法によっては美味しく食べられることがわかって、「大した発見ですね~、ダイオウイカは美味しい!」と賞賛して徹子さんが試食コーナーを閉めようとするも、さかなクンは「ギョはんと一緒にいただきたいです!」と、“ギョ付コメント”をねじ込ませていた。散々“ギョ攻撃”をスルーしていた徹子さんも最後は観念したのか、
「ギョはんと一緒に召し上がると美味しいそうです。コマーシャルでギョざいます」
と、お茶目にCM振りをしたのであった。最終的に徹子さんをも巻き込ませるさかなクンの強くてブレないハートは見習いたいと思った次第である。
一般家庭の食卓ではなかなかお目にかかれないであろうダイオウイカだが、もし運良く(?)食べる機会に恵まれたら、是非この徹子さんが絶賛した“甘酢あんかけ”バージョンでご賞味してみてはいかがだろうか? 大量のアンモニアとぬめりを取り去る作業が相当大変みたいだが、ギャんばればとっても美味しいダイオウイカ料理にありつけるらしいので……。
■テレ川ビノ子 / テレビが大好き過ぎて、頼まれてもいないのに勝手にテレビを全般的に応援しています。おもしろテレビ万歳!
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