――男を「あっ!」 と言わせるのは「ついで」なんだね!(笑)
それ、“もっと「彼に」愛されるために”がうたい文句の巷の膣トレの概念と逆だよね。「愛され」膣トレだと自分よりも相手優先だから辛くなってくる。
わたしもかつての男に薦められて膣トレしてた時期もあったけど、結果はすぐに出ないし、頑張ってるのに「もっと締めて」とか言われてむなしくなって、二度とやるか! と思ったわ。
イ「あー。それは辛いですねぇ……」
――バイト先のアダルトグッズショップにも膣トレをパートナーに薦められて辛そうな女性客に出会う度に悲しくなるよ。他人のためじゃなくて、自分が楽しもうよ! って。
イ「自分が楽しければ、結果、他人も幸せにできるのに」
――わたし、今日からまた膣トレ始めようかなって思えたよ。自分のために。イカちゃん、ありがとう! てかこんないい話、お金とって教えるべきだよ!!
イ「あはは! でもわたし、みんなが幸せになることをお金にしちゃいけないと思ってるんです。お金は真面目に働いて得たいですね」
――えええっ!!!! 名器テクニック講座とか開けばめちゃくちゃお金儲けできそうなのに!!!!
――野 なし子さん、イカちゃんはホンモノなんですよ。
――そうかー! ホンモノは、説教しないもんね。むしろセックスについて教則本とか出す人ほどニセ者……モゴモゴ……。それはさておき、そういうポリシーにも感動したよ。イカちゃん、すビラしすぎる! わたしを弟子にしてください!!!!
イ「弟子は取らない主義なんで(笑)。でも、わたしもなし子さんのお陰でたくさん幸せになれたんですよ。『ピルは日本よりネットの海外個人輸入サイトで買ったほうが安い』って教えてくれたのはなし子さんだし。あと、最初に言いましたけど、『まんこ』と言っていいんだ、って思えたことは大きいです」
パ「わたしもです!」
イ「バイトしていたパン屋さんでも、わたしが普通の会話の中で『まんこ』と言うので、他の子たちも自然に『まんこ』って言うようになったんですよ。『先輩、わたしの彼氏がまんこ見たいって言うんですけどどうしたらいいでしょう?』 とか相談もされますし」
――(全員) その彼氏、すごい、良い!!!!
イ・パ「まんこはどんどんアウトプットしていくべきですね!」
男性を「あっ!」と言わせる究極のまんこテクニックを持っていても、決してそれらをひけらかしたり商売にはしないという、ホンモノのイカちゃん。菩薩のような彼女と一緒にわたしのマンボートプロジェクトを支えてくれたパイセン。
このお二人とまんこを通じて友達になれたことは、わたしの人生の宝です。
「他人を幸せにするには自分が幸せになること」と言う大事なことを学べた日でもありました。ずっと憎々しかった膣トレをまた再開しようと思いました。
ありがとう、イカちゃん、パイセン! ありがとう、まんこ!
<ろくでなし子の個展のお知らせ>
『まんことあそぼう! よいこの科学まん個展』
5月9日~21日、新宿眼科画廊にて開催します。3Dスキャン技術を駆使したハイテクノロ自慰~なまんこ作品や、昨年制作した巨大なまんこボートを展示予定。まんこアプリゲームでも遊べるよ! オープニングまん(とん)汁パーティにも遊びにきてね!
【詳細HPはコチラ!】
■ろくでなし子 /漫画家。日本性器のアート協会会員。自らの女性器を型どりデコレーションした立体作品「デコまん」造形作家。著書に『デコまん』(ぶんか社刊)。『女子校あるある』(彩図社刊)
ろくでなし子ホームページ http://6d745.com/
日本性器のアート協会ホームページhttp://www.jsoa.jp/
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