最近では、以前messyでも取り上げた怪しいウェブショップ「Ameba有名人ショップ」にてビーズ入りの『キセキノまくら』などプロデュースしている状況である。ところでこの「Ameba有名人ショップ」に商品を出しているかどうかは、落ち目芸能人かどうかのひとつの判断基準でもあるが、久方ぶりにラインナップをチェックすると、なんと道端アンジェリカ(28)がサウナスーツをプロデュースしていた。あの美奈子と同じ「ケイトルーパーバーニングサウナスウェット」である。しかもヒョウ柄のパーカーと黒のフレア気味のパンツ……写真も美奈子と全く同じヒョウ柄のバランスボールに腰掛けており完全に地方のDQNである。道端アンジェリカの行く末が非常に心配になってしまった。
モデルでタレントの中村アン(26)は、歯に衣着せぬ発言や“髪を洗わない”、“フリスクをケースから出して持ち歩く”などの不潔エピソードで、目下バラエティ番組での活躍の場を広げつつある。昨年、矢口真里が不倫騒動で芸能活動を休止したことについて「ワイプの席が空いた」などと発言しており、芸能界で生き残るために並々ならぬ野心を燃やしているのだろう。現在レギュラー出演している『噂の現場直行ドキュメン ガンミ!!』(TBS系)がスタートする際に、MCの小籔千豊に「顔だけ綺麗でかわいい女性が来たけどトークはぜんぜん面白くないですよ。今後、しっかりと厳しい目でチェックしていきたいと思います」とジャブをかまされているが、こうした発言を受けてなおさら努力してきたのかもしれない。しかし“名前がカタカナで一見ハーフ風”であることや(※彼女はハーフではない)、“あけっぴろげでガサツなキャラ”には特に目新しさや個性がなく、その座はすぐ後輩タレントに取って代わられる恐れもある。“第二のローラ”水沢アリー(23)は気づけば過去のタレントになってしまっているが、彼女も十分その可能性はある。
「ブスは嫌い」「離婚する人間にはどこか欠陥がある」など、ハイレベルな名言の数々で現在、バラエティ番組に引っ張りだことなっている俳優の坂上忍(46)。収録中でも酒をあおり、“1年分の給料を年末の競艇で溶かす”生粋のギャンブラーであることを公言、さらに正直すぎる暴言のオンパレード……と、昭和の無頼派のような雰囲気をいまも醸し出している希有な存在である。2004年に発売されたインタビュー本『人間コク宝』(吉田豪著:コアマガジン)で若い頃のことを聞かれ「初対面の人は睨むことから始まってた」と語っており、そこから比べれば現在はかなり“丸くなった”と見ることもできるが、やはり現在のテレビにおいてはアンタッチャブルな存在であることは確かである。特に売れるつもりもない、というスタンスであるからこそ、あれほど切れ味鋭い毒舌をテレビで発することができるのだろう。坂上は消えるというよりも、自ら“もう飽きた”とテレビ出演を辞めそうな気配も感じられる。そうしてまた人々が忘れた頃、再び登場し、変わらぬ生き様をテレビで語ってほしい。
気づけばテレビに全然出なくなってしまったタレントもいれば、華原朋美(39)がようやくどん底からの再起を果たすなど、常に変わり続ける芸能界。ただ華原は熱愛ゴシップにより、売れっ子歌手としての再ブレイクというより、ワイドショー芸人化してしまった感もあるが……。さて、今年はこれからどんな芸能人がブレイクを果たし、そして消えていくのだろうか。
■ブログウォッチャー京子/ 1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。
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