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需要と供給の不一致? ノーマル・ビッチが足フェチ男のセックスを体験した結果…

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ルミコタイトル

 合コンなどで徐々に話題が下ネタに突入した時、必ずと言っていいほどトークテーマとして挙がるのが「自分はSかMか」もしくは「何フェチなのか」ではないでしょうか?

 その先にお持ち帰りを見据えた、もっとドープな下ネタへのカンフル剤として使われることもあるこれらの話題。そこまでどぎつい話ではないため、messy読者の皆さんであればこの程度なら抵抗なく話すでしょう。今回は、その後者の“フェチ”にまつわるお話です。

 私がこの「何フェチなのか」という議題を提示された時には、たいてい「細マッチョ」とか「長髪の男性が髪を後ろでひとつに結ぶ仕草」とか無難に答えることが多いです。もちろんそれらも本当に好きなのですが、本来の私は「男性が正常位の時に腰を振っている姿」フェチ。セックスすればたいてい誰でもやってくれることなので、フェチの中では非常にラクチンな部類だと思います。

 しかし、気心の知れたガールズトーク中ならまだしも、合コンなどの探り合いの場でこんな生々しい答えが求められるケースはほとんどなく、正直にこれを言ってもドン引きされる可能性が高いので、そんな時は無駄に猫を被ります。これでいいのです。私はヤリたい気持ちを秘めつつも場の空気を壊すことを恐れるビビリ・ビッチなのです。

 ある日の合コンで、そんなお決まりのフェチ・トークが繰り広げられていた時のこと。みんながそれぞれ「鎖骨」とか「指」とかありがちな解答をする中、私も例に習って前述のように答えました。すると、ひとりの男性が「俺は足フェチだな~」と述べていました。よく聞く足フェチですが、彼の場合は足首から下の部分の「足」が大好きなんだそうです。「脚」ではなく「足」ですね。

 足フェチのケンゴくん(仮名・29歳)は、シューズ・デザイナーをやっているそうで、「女性の足がこの世で1番美しい」というアツい想いから現在の職業に就いたそう。女性の足をもっと美しく見せられるような靴のデザインを日々練っているのだとか。

 正直に言って、私はそんな話よりも(かなり失礼)背が高くて細マッチョで永井大似というケンゴくんのルックスに性欲が刺激されていたので、どうにかして合コン終わりに2人きりになれないかということで頭がいっぱいでした。普段は何の計画性もないくせに、こんな時だけは脳みそをフル回転させてワンナイトラブを模索します。

 とりあえず、一緒に合コンに参加していたビッチ友達らにさりげなくメールして、ケンゴくんにアプローチしてもいいかを尋ねたところ、速攻でGOサインが出ました。持つべきものは、男性の趣味が被らないビッチ友達です。

 しかし、ビビリ・ビッチな私はみんなが揃っている場でアプローチするなんて到底できず、「ケンゴくんがお手洗いに立ったタイミングで一緒にお手洗いに行き、2人きりで話すチャンスをつかむ」という作戦を決行。すると、ケンゴくんはなんと私がお手洗いから出てくるのを待っていてくれました。「この店広いし、迷うといけないから」と言うケンゴくん。ああ、あなたはなんて優しいの……。私はキュンとした勢いに任せて、ケンゴくんの手を握りました。ケンゴくんは少し驚いた様子でしたが、それを受け入れてくれて手を繋ぎながら席まで戻ることに。こういったキュンキュンする瞬間ってすんごーーーく楽しいですよね。

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Lollipop-Rumiko

通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。