ものまねメイクでおなじみのざわちん(21)が、9日に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に出演した。持ち前のテクニックでSMAPのものまねメイクを披露した彼女だったが、今回いつも着用しているマスクを外すことを宣言。テレビで“初めて”素顔を公開する運びとなった(とはいえ、ものまねメイクで有名になる前はマスクなしでものまね番組に出演した経験もあるのだが……)。
いつもブログで公開する写真では鼻から下をマスクで覆っている彼女の素顔があらわになり、SMAPの面々は驚きつつも「普通の女の子なんだ」「かわいい」と好意的な反応。カーブのない直線的な眉毛と目尻をアイライナーでくの字に囲んだオルチャンメイク(韓国での美人メイク)を施したざわちんは「恥ずかしい!」と照れている様子であった。
ざわちんといえば、当初は板野友美(22)のそっくりさんとして登場しながらも、滝川クリステル(36)や桐谷美玲(24)、嵐メンバーや羽生結弦(19)など性別を問わず様々な芸能人のものまねメイクをブログで披露して注目を集めるようになった。しかし、最近ではものまねメイクの写真があまりに不自然なたことから、画像修正アプリに頼り切っているのではと疑われたり、自身のSNSで公開したオルチャンメイクが「塗り絵みたい」「バカ殿かと思った」と酷評されたこともある。しかし、今回もオルチャンメイクで登場しているところを見るとこれが彼女にとっての勝負メイクなのかもしれない。
この素顔のざわちんを「かわいいじゃん」と評するネットユーザーもいるが、「眉毛がおかしい」「全体的に不自然な顔」「マスク美人とはこのことか」とアンチなコメントが続出。また、「鼻先がいびつ」「前はもっとあごが長かった気がする」と整形を疑う声も多く出ている。
タレント活動を開始してから、徐々にアンチが増えている印象のざわちん。しかし、このことを本人も自覚しているようで、8日付けのブログではその心中を明かしていた。
ざわちんは7日に開催されたAKB48の総選挙での指原莉乃(21)のスピーチ、
「書店で一般女性が自分が表紙になっている雑誌を見て『こんなのが1位ってAKBはすごく簡単』と言っているところを目撃した」
「でもAKBはそんな簡単な場所じゃない。たくさんの人が悩んで、やっとここまで来ている」
に共感したという。続けて彼女は「『ものまねメイクするだけでTV出れるんや!芸能人になれるんや!』とかものまねメイクごときと扱いされたことがあって」「今があるのは一回きりの努力じゃない」「“今の後ろ”にあるものを見ずに否定されるって本当に悔しい」と本音を吐露。彼女なりの苦悩と葛藤があるようだ。
メイクをとことん追求して世の女性たちに「私もこんな顔になれるかも」という夢と希望を与えたざわちん。もちろん、本人が言うようにそうなるまでにはたくさんの努力があったのだろう。しかし、それがウリの彼女であるからこそ、度を超えた画像加工が疑われるようなものまねメイクは公開を控えてほしいというのも世間の言い分である。本来の意味でのものまねメイクを披露していれば、バッシングされることも少なくなるはずなのだが……。
(ルイコスタ松岡)