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ナイナイ岡村の「痴漢」告白、DT松本「大島優子はレイプされとる」…男芸人の性犯罪意識の低さに驚愕

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(左『松本人志の怒り 赤版』集英社、右『ナインティナインのオールナイトニッ本 vol.6』ワニブックス)

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 6月15日午前に行われた「FIFAワールドカップ2014 ブラジル大会」の日本vsコートジボワール戦後、渋谷のスクランブル交差点がW杯応援で盛り上がった人々でごった返し、痴漢事件まで勃発したことについて、ナインティナインの岡村隆史(43)が19日の『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で自論を展開した。

 岡村はスクランブル交差点でのバカ騒ぎを「アホ」「意味わからへん、恥ずかしいねん」と断罪したうえで、痴漢行為の容疑者に「何してんねん」と苦言。しかし被害女性に対しても「そんなとこに行くからやんけ」と責任があるかのような発言をした。さらに「痴漢」というキーワードで連想したのか「時効ですけど」と前置きしつつ自身の痴漢エピソードを披露した。

 いわく、かつて流れるプールが流行った時期に「ものすごく痴漢しましたからね」とのことで、その手口は「ある一定の時間になったら波がブワーッと来るので、そこに(人が)集まってくるんですよ。とにかく息止めてケツ見て、ケツ触って、ガーン逃げるみたいな」。「そんなのと同じような現象が渋谷のスクランブル交差点で、人の波が痴漢を誘発してしまうんでしょうね」とまとめた。

 あくまでも小学生時代のことだったとし、「痴漢は完全なる犯罪行為」「反省してます」「大人になってからはしてませんからね」と話した岡村だったが、彼の論調で言えば、「人が大勢いる場所で痴漢が誘発されるのは仕方がない→そんな場所に行く女性も悪い」ということになる。結局、性犯罪被害に遭わないようにするためには女性が自衛するしかない、ということだろうか。それよりも「男が痴漢しない」ならば性犯罪被害に遭うことはないはずなのだが……男が痴漢してしまうのは「仕方がない」ことなのか?

 一方、22日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、ダウンタウンの松本人志(50)が同じくW杯について言及して波紋を呼んでいる。こちらは開催地であるブラジルでレイプ被害が懸念されるため日本の女子アナは現地に行っていないという話の流れで、指原莉乃が「でも大島優子ちゃん行きましたよ!」と言うと、松本は「じゃあレイプされとるで。言うてないだけで(笑)」と発言。さすがにこれには、ネット上でも「ゲスを通り越してグロい」「大島優子ファンじゃないけどこういうことを言うのはヒドイ」と非難が飛び交っている。

 共にテレビの世界で長く上位に君臨するベテラン売れっ子芸人の発言だが、図らずも性犯罪についてのあまりに軽い認識が浮き彫りになってしまったと言っていいだろう。
(清水美早紀)