芸能界には、「それほど人気があるとは思えないのに、メディア露出がやたら激しい」という“ゴリ押しタレント”なるものが存在する。タレント本人の意思とはまるで関係なく、事務所や業界の方針によって不自然なほどに各方面へ出ずっぱりになるという“作られた人気”は、ネットでバッシングの対象になることも多い。近年では剛力彩芽(21)や武井咲(20)がそれに当てはまるだろう。
そんな“ゴリ押しタレント”の次なる有力候補としてネットで名高いのが、『テラスハウス』(フジテレビ系)への出演で知名度が上がった筧美和子(20)だ。彼女は、同番組出演後に『めざましテレビ』(フジテレビ系)の木曜日リポーターに就任したり、バラエティ番組にも数多く出演している。それだけではなく、モデルとして「東京ガールズコレクション」に登場し、今月にはファッション誌「JJ」(光文社)の専属モデルに起用されることや、7月からスタートする連続ドラマ『水球ヤンキー』(フジテレビ系)にレギュラー出演することもわかった。
元々グラビアアイドルとして活躍し、その豊満な胸を強調した水着姿で世の男性からの注目を集めていた筧。しかし、最近ではファッションショーへの出演や女性誌のモデルなど、女性をターゲットとした活動にシフトチェンジしている様子が見受けられる。
このことについて、ネットからは「スタイル悪いのになんで?」「他のモデルに失礼」と批判が殺到。確かに、身長164cmでスリーサイズは上から89cm・60cm・80cmの筧はどちらかといえば健康的なスタイルであり、モデル体型とは言い難い。また、筧と同じく『テラスハウス』出身のchay(23)も「CanCam」(小学館)の専属モデルを務めていることから「テラスハウスのゴリ押しがひどい」との声もあった。
筧やchayのメディア露出が増えるきっかけとなった『テラスハウス』は、最近では週刊誌に番組内のヤラセやスタッフから出演者へのセクハラ・パワハラが横行していると報じられたこともある。ネガティブなイメージが浮上してしまっても、それに屈することなく同番組卒業生たちのメディア露出は増える一方だ。その代表格とも言える筧だが、モデルや女優、リポーターと、方向性が定まっていない印象は拭いきれない。“ゴリ押し”の声を跳ね返し、名実共に売れっ子となるためにも、まずは筧が一番輝けるポジションが何かを模索することから始めるのが得策かもしれない。
(ルイコスタ松岡)